無給労働時間も長い日本人、無給労働はしない韓国人

米CNNの伝えるところによれば、日本人はやはり世界でもっとも働き者らしい。

世界で最も労働時間が長いのはメキシコ、日本2位、中国7位―OECD調査

OECDは有給の労働と家事や買い物など無給の労働に費やす1日当たりの平均時間を調べた。調査対象は加盟29カ国。その結果、有給と無給を足した労働時間が最も長かったのはメキシコの9.9時間で、日本は2位の9時間だった。

3位以下はポルトガル、カナダ、エストニアオーストリアと続き、中国(8.4時間)が7位に入った。米国(8.3時間)は9位、インド(8.1時間)は13位、フランス(7.5時間)は26位だった。
反対に労働時間が最も短かったのはベルギーの7.1時間。

有給労働だけでみると、日本が最長の6.3時間、デンマークが最短の3.75時間だった。無給労働の時間が最も長かったのはメキシコの4.2時間、韓国が最も短い1.3時間だった。

http://www.cnn.co.jp/fringe/30002441.html


日本人の労働時間が長いのは予想通りだけど、会社だけでなく、家事労働などに費やす時間も長いようだ。 このニュースによれば、日本人は有給+無給で9時間/1日(世界2位)そのうち有給部分は6・3時間で世界1位とある。つまり無給部分は1日平均3.7時間となる。

ところで「おおお!?」と思ったのは、韓国人の無給労働部分が異様に少ないことだ。1日1.3時間は世界最低。つまり韓国人は家事をしない?

たしかに日本の主婦みたいに、毎日、晩御飯のおかずを買いにいったり、バラエティーにとんだ夕食メニューやお弁当を作ったり、フラワーアレンジメントしたり、編み物をしたりはしないし、男性も庭の芝生をかったり、ボランティアで少年野球やテニスのコーチを引き受けたりはしないな。
家事の外注(外食やお手伝いさん)の使用頻度も高いし…。

では、あいた時間は何をしているかといえば、ひたすら勉強。韓国人は大人になっても勉強ばかりしている。勉強しない人はおしゃべりとテレビ。休日はテレビばかりみている男性が多いそうで、妻たちはとっても不満。一方、平日のランチタイムは主婦たちがランチしながらだらだらと長い長いおしゃべり。私はこれに遭遇すると、自分のことは棚にあげて、ダンナサン可哀想と嫌な気持ちになる。また、女性は宗教活動と子供の送り迎えに使う時間もとても多い。
 
さて、この結果を韓国人自身はどう思うか?

「欧米諸国と違いサービス残業の時間がとても長いから、労働時間統計はあてにならない」。
http://www.cnn.co.jp/fringe/30002441.html

「家事をする時間もない。現在の韓国人は家庭ですごす時間が不足している」
http://www.womennews.co.kr/news/49524

一方、韓国で暮らす日本人からみると、韓国人はあんまり趣味活動をしないようにみえる。日本や欧米のように、マニアックな人も少ない。
「韓国人は余裕がないんですよ。家族や親せきの世話も忙しい。お金も時間も、ぼおっとしていると親せきにとられてしまう」
確かに、以前より少なくなったとはいえ、いまだに親せきやあるいは友人などでも、お金の貸し借り相談などがひんぱんにあるようだ。