なんてこった、西尾さんがこんないいこと言うなんて!

日本人は韓国で長く暮らすと変わる。韓国に来る以前は「進歩派」だった人も、韓国社会の矛盾を自分で整理するうちに、右へ右へ。サンケイの黒田さん、筑波の古田さん、お世話になった先輩方も、みんな保守に御大として活動をされている。

ナショナリストの横ではナショナリストがよく育つ?
もっとも中韓の歪んだナショナリズムをそのまま習ってしまったのは、「ネトウヨ」とか言われる新興保守で、旧保守の御大方が言っていることは、世界では「標準的な愛国者」(国益主義者)の態度にすぎないだろう。

とはいえ、私自身はそういう「国益主義者」にはやはりなれない。黒田さんとも、古田さんとも、日本国内の話になるとまったく意見があわない。それは現在の原発問題にしても、まったく同じだった。北朝鮮に対してあんなにも的確な批判する人々が、どうして同じような鋭さで日本国内の人権問題(原発問題は人権問題、まったくもって生存権の問題である)に向かえないのか、とても不思議だ。

やはり、所詮保守派は保守派、現状肯定は仕方がないのと思っていたのだけれど、この人はどうも違ったようだ。

西尾幹二氏。

友人がミクシィ日記で紹介していた「脱原発こそ国家永続の道」というブログの記事。「反省のない保守派」を批判し、これまで誤解していたと、脱原発の先頭にたつ人を評価する。とくに孫正義氏と小出さんの人物像の描き方には、ちょっと胸が熱くなる。

私は過日ソフトバンク孫正義社長の講演をUstreamで聴いたが、さすが噂にきく大きな人物だけのことはある。真剣に考えていることはすぐ分った。国民の一人として心が震えていた。私は孫という人をこれまで誤解していた。

例えば教授ポストを捨てて生涯を危険の警告に生きた小出氏などは、話し方にもパトスがあり、人生に謙虚で真実味があり、原子力安全・保安院長のあの人格のお粗末ぶりとは違って、説得力にも雲泥の差があるともいえるだろう

参照はここ↓
http://www.nishiokanji.jp/blog/wp-trackback.php?p=1053
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