鈴木修は浜岡停止支持

またまた地元ネタ。

この人はやっぱりこう来たか。
あのひょうひょうとした風貌で、語った「浜岡はいらない。新しい生活様式を」

婿養子に入ったスズキ自動車で、アルトやら軽ワゴンやらの開発で一世を風靡、インドやハンガリーに進出して、国の発展に寄与したとほめられた鈴木修氏。後継者と頼んだ娘婿が健康上の理由で社長を退くと、それじゃと自分がもう一回全部やると復活して、またまたスズキをでっかくした人。

スズキ自動車の本社は我が実家の近くにあり、浜岡原発はその向こう。浜岡原発の停止で産業中部は大丈夫かと心配されているが、トヨタ以上に圏内に工場が多いのがスズキ。

なので、下の記事はこんなうまく反転する。

自動車集積の中部製造業にトリプルパンチ - 産経新聞 (2011/05/07)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110507/biz11050720530013-n1.htm
 
中部地域には、スズキやホンダなどの自動車完成車工場、自動車部品メーカー、ヤマザキマザックなどの工作機械メーカー、ソニーのテレビ工場など、大型工場が集積している。
 中部電力の電力供給の約4割は大規模工場を抱える製造業など大口向けが占め、電力供給不足が現実となれば、各社にとって深刻な問題となる 

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当の自動車業界。スズキ自動車会長
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浜岡原発停止要請 「国の最高決定権者として正しかったのではないか」 「自分もそうした」 スズキ会長 (2011/05/07)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110508k0000m040086000c.html

浜松市南区の自動車大手スズキの鈴木修会長兼社長は7日、浜岡原発の運転停止要請について「国の最高決定権者として正しかったのではないか。自分がもしそういう立場だったら、同じようなことをしたと思う」と述べ、菅直人首相の決定を支持した。
一方で「国民に生活の様式をもっと質素なものに変えてくださいと強く要望すべきだったと思う」と注文を付けた。
 また、運転停止による操業への影響は「仮定の問題には答えられない。大きな問題にならないよう、みんなが協力し合う生活をやっていくことだ」と語った。

超現実主義者・現場主義者で知られる鈴木会長らしい発言。

「国民生活の様式を質素なもの」というのも、この人が言うと企業理念につながる。
大きな車なんかもったいない、スズキの軽自動車とバイクで十分。
さすが、軽自動車に運転手つきで会議に出席する人。

御前崎市長のこの人のつるの一声で、前言撤回したといううわさもあるけど、トヨタの跡取りよりも、こちらの方が器がでかいのはみんな知っている。 もっといえば、あの中電社長の嫌味な会見。「もう他の地域に電気回してあげないから」って。誰かが、もっとプレゼンの練習をしろ言っていたけど、電力会社の幹部って、やっぱり人間が質に問題があるような気がしてきた。