管直人総理は退陣すべき

昨夜から朝までずっと考えていたこと。
管直人総理は今ここで辞任するべきだ。いろいろなことがあるけど、やっぱり放射能汚水を流したことは、決定的だった。
国内の漁民や近隣諸国からの批判、欧米人からも「日本は本当に先進国なのか」と言われる。

日本の首相は放射能汚染を許してはいけない。
他のどの国のリーダーよりも、その責任は重い。
菅総理はその責任をとって辞める。それが国民のためになる。彼は自分にできる仕事が残っていたことに感謝すべきだと思う。

あの時点で、東電はああするしかなかった。
すべてが「後の祭り」。
泣きながら会見した人は、怖かったのだなと思う。想像を絶するような高レベル汚水が流れていたのだから。

でも、それは予測できたことだ。与党内部でもさまざまな提案があったという、でもそれが届かない。タンクの設置を提案する浜口氏の意見がやっと中枢に届いたのは枝野氏への直談判。枝野氏以外は、まったく判断力を喪失しているらしい。

高レベル汚水を止めるために低レベルを海に流す。一見合理的に見える行動だが、「意図的に流す」行為は、「漏れ出す」のとはまったく違う。
企業の論理としては、それが通っても、政治はまた別だ。

日本の首相はどんな理由があっても、放射能を海に流してはいけない。

それをしてしまった以上、もう首相で居続けることはできない。
ここで辞めていただく。
それが日本人が世界に対して示せる、最後のモラルであり、この国の在り方なのだと思う