放射能雨を避けるための休校令

昨日、韓国の一部の幼稚園・小学校が休校令が出た。
NHKも報道したし、ドイツの民放テレビも驚いた、この日3番目の重要ニュースとなったという。
(メインは、宮城県地震。次は、地震の東京と福島原発への影響、最後に韓国の休校。 )

「過剰反応」だという意見は韓国でも多い。私はもともとこの手の反応がとても嫌いなので、昨年の新型インフル、米国産牛肉、中国産餃子など、日韓でみんなが大騒ぎすればするほど冷めていた。

ただ、今回の原発の件では、12日の建屋の爆発から17日ぐらいまで、絶望的な危機感の中にあり、やっと最近、落ち着いてきた。
落ち着いてきた理由は、自分なりに必要な情報を集められるようになったから。私はそれでもうOKなのだけど、それで済む問題じゃない。

韓国人の反応はどこかポイントがずれているし、何よりも「遅い」。でも、現状、韓国は日本に比べたら「安全地帯」なのだから、勝手に騒いでという気持ちがある。

それよりもつらいのは原子力保安院の説明に納得してしまう、「屋内退避地域」の人々。うちの母などでも、同じだろうなと思う。地震にも津波にもつぶれなかった「自分の家」があるのに、そこから離れてわざわざ「人の世話になりたくない」という気持ち。村長さんは「子供だけは避難させるつもりだった」という。自主判断にまかせたら、日本人は自分の命よりも他のものを大切にしてしまうのだろうか…。
やはり「命令」がないとダメなのか。

昨夜のNHKニュースで、ついに出てきたかと目が点になってしまったのが、震災当日の一号機のデータ。みんなが探していたこのデータ。隠していた人は、何が怖かったのだろう…。


NHKが入手した資料には、地震当日の先月11日に福島第一原発の1号機から3号機で測定された原子炉の「水の高さ」や「圧力」などの値が示されていますが、東京電力などは、これまで地震の翌日以降の値しか公表してきませんでした。
資料によりますと、1号機では、地震発生から7時間近くたった午後9時半に、原子炉の中で核燃料が露出するまでの水の高さが残り45センチとなり、通常の10分の1程度に減っていたことが分かりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/

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こういうことはある限り、風評被害は広がるしかない。
韓国人の風評被害は、50年間自国政府にだまされてきた痛恨の記憶がベースにある。