北朝鮮ーブラジル戦

早起きして見た。ブラジルー北朝鮮
韓国のSBSでは記録フィルムなども少しやってくれたのですが、インタビューなどはほとんどがチョン・テセ
彼の朝鮮語は典型的な日本訛りで、「同じ故郷の人」だとつくづく感じた。
そのテセがゲーム開始前の国歌斉唱ですでに大泣き。
感情コントールが上手な本国選手とはまったく違うなと、あらためて思う。

ゲーム展開も非常に抑制されている北朝鮮。よく訓練されたいいチームという感じた。
「格が違う」とブラジルは思っていたかもしれないけど、「質」の違いは予想してなかったかもしれない。なんというのかな、精神力の質が違うと思った。

ブラジルの一点目は神業、日本とか、韓国のチームではなかなか見られない。2点目はセオリー通り。そして最後の一点は北朝鮮
いい顔していたね、⑧番の彼は。
その後は、北朝鮮にシンパラム。解説のチャ・ボングンはいつものようにうわずって、ヨダレをすすりながらの解説。

テセは悔しい場面が多かった。
本人、今日はしんどいだろうな。思い出しては「あそこで」って。でも、あれほどの選手だったら、さっさと気持ちを転換できるのかもしれない。

ツイッターもちらちら見ていたのだけど、北朝鮮の選手の動きが悪いと、「◯番炭鉱へ」という茶化しが入っていた。黒いな。健気な選手を見ると、いっそう胸がつぶれる。

戦前の日本と重なります。あの頃も、日本の若者は健気だった。可哀想に…。

それはそれとして(したらだめかもしれないが)、ともかく、日本に続き北朝鮮も一点を入れたことは大きい。
すでに「お荷物」的になっていた両者が、悲惨な2者沈没しなかったことは幸いだ。
そして、ここから北朝鮮の選手に世界の注目が集まり、海外進出なんていうことになればいい。テセはすでにドイツ移籍の話もあるそうだし、他の選手もどんどん世界に出てほしい。
頑張れ⑧番!