日本のテレビ

アメリカ発の世界金融危機だかなんかのせいで、例年になく仕事が暇。何をする気もおこらず(やる気を起こすとカネがいるし)、テレビばかり見ている。
大きなテレビではNHK,ネットのテレビでは日本のワイドショーなど。
それにしても、失業とか、人員整理とか、そんな話ばかり。
事実そうなんだろうけど、ここまでやると逆効果。労働者にはきつくなる。
「ほら、テレビでも言っているだろう。今やめても、仕事がないんだから、がまんせい」って。
悪徳雇用者は利用するよね。

知り合いの娘さんの旦那は靴屋さん。彼は悪徳御者じゃないが、この不況で利益を得ている。
「従業員がよく働くようになりましたよ」って。
前は「こんな仕事、いつでもやめてやるよ」的な感じだったのだけど、最近は遅刻もしないし、昼寝もしないし、早引けもしないとか。
すっかり気をよくして中国進出も決めたとか。

今朝はNHKおはよう日本でも雇用不安シリーズ、その後7時のニュースの再放送では、再起をかける人々特集。
希望を与える、いいことだ。
でも、町工場も映像に坊さんが登場したのにはぶっとんだ。
おもわず合掌かよと思ったら、違うんだこれが。
座禅。社員一同座禅を組んで、苦境を乗り切る。
受注が4割減った→だから、座禅。社長さん、いい人なんだか…。

ちなみに私の仕事もどんどん値下げ。
いいときは反抗もしていたけどね。今は奴隷状態。日本のテレビの影響はすごい。(でも、見てないとKYになって、まじで仕事なくなるんだろうな)。