戦後最悪の経済危機の中で

友人から生八橋をいただいて。一人で食べるのもなんなので、娘の学校関係の友人(日本人)を呼んでアフタヌーンティーを。
そこで出た話。
「最近、お父さんのお迎えが多い。」
私と彼女のうちの中間に外国人学校があり、その周りには米国自動車関係(特にGM大宇関係)の駐在員家族がたくさん住んでいる。
でっかい家、庭で芝刈りをするお父さん。まるでそこだけ「アメリカ」。
ところで、旧正月連休が終わっても、まだまだ休みが続いている人が多いらしい。だから、子供のお迎えになどを夫婦仲良くやってくる。
どうなる?米国の自動車。まだ、答えは出ないらしい。
「今はじっとしているしかない。下手に動いたら切られる」
そうなのか…。

韓国の企業もバサバサ始まっている。サムソンなんか、労組もないし、米国並みの無情のリストラ。
でも、今、切られる人はいい。大企業の場合、退職金を上積みでもらっているから、ちょっとしたお金をもっている。10年前のIMFの時もそうだったけど、韓国の場合は、この人たちがいきなり起業したりして、お金を使う。つまり経済効果が発生する。
だから大企業のリストラ初期は社会全体に一瞬活気が出てくる。
日本だったら一気に守りに入るだろうけど、そこが違う。

日本といえば友人の会社は週休3日になったそうだ。
もちろん収入は減る。
「でも、クビにならなかっただけましよ」
 友人は器用だし、「減った分、畑でもやったら」と言ったらその気になっていた。そういう選択ができるなら、理想的だと思う。
韓国にいる友人は今の会社でリストラされることを前提に、派遣会社に登録したという。

私も仕事が大幅に減ったけど…。