[韓国経済] IMF危機?

韓国経済が破綻するのでは? という噂が内外で出ているようだ。
昨日の日記にも、「第2のIMF」云々のコメントをいただいたのが、それに対するお答えは、「わからない」。もし、それがわかれば、私だって金持ちになれる

前回のアジア通貨危機と違い、今回は世界が舞台だ。ヘッジファンドもどこに入るか日々戦々恐々のはず。一部にはアイスランドの次は韓国だという見方もあるようだが、さて、どうだろう?

http://www.chosunonline.com/article/20081028000011

こういう話に一部の嫌韓派は大喜びだが、さて、彼らと違ってヘッジファンドは無国籍だ。したがって、彼らのように「韓国経済の危機」にだけに心を奪われることはない。

ところで、最近の国家デフォルトの危険度みたいなランキングを見ていると、ロシアが上位にある。
これはちょっとぶるっとする。前回のロシアの危機はひどかった。韓国の通貨危機はパニックではあったけど、飢餓にも犯罪にもつながらなかった。逆に異様な秩序が国を支配し、申し訳ないが、外国人にとっては「以前より暮らしやすくなった」ほどだ。
ロシアの場合は、食べるものにも苦労した。今の時点で、危機感を抱いているのは金持ち層だけだそうだけど、すでに新聞には10年前の写真などが登場しているという。もっともロシア政府が言論統制に躍起だというが…。

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081009/erp0810091916005-n1.htm

言論統制の背後には、官僚のうそや、ずるや、逃げが横行する可能性がある。思えば、韓国の11年前の「国家倒産危機」も、そんな官僚の「甘さ」「怠慢」「ずる」が原因だった。
昨日の日記には、「カン・マンス長官の責任」に関してもコメントをいただいた。韓国でも一時期話題にもなった話だ。(セレブなママ友の一人も真剣に言っていたっけ。)彼が1997年の通貨危機当時の経済官僚の一人だったということが問題らしい。

ただ、「責任」という意味では、すでに刑事責任もとわれているカン・ギョンシク副総理にあるし、そのうえで、トップダウンの韓国社会を考えれば、「カン・マンスの責任」なるものは実質的には存在しないと思う。
(彼が主導的に行った具体的な事実があれば別だが)。

普通に考えれば、「失敗の経験」を肌身で知っている彼が、現在「長官」であることは、経験を生かせるという意味で「有利」と考えるべき、だが、韓国の人の中にはそれを「不吉」と考える人も多く、カン・マンス更迭の要求も一部にはある。

それにしても、ロシアか…。
あそこがおかしくなることは、韓国なんかとは比較にならないほどの影響力をもつ。金融資本って怖いって、かまととぶってもしょうがないのだけど。