子供たちの反米運動

米国産牛肉の輸入反対運動がとんでもないことになっている。連日のろうそく集会。主流が中高生のせいか、主題もかわりつつある。

一つは「反米運動」という側面。米国が韓国をどれだけ抑圧してきたか、在韓米軍の装甲車に轢かれてなくなった女子中学生の話題も出ている。土曜日に集会では今や愛国バンドになったユン・ドヒョン・バンドも登場していた。

二つ目には「韓国の教育制度への不満」。これは火がついたら、ネタには事欠かない。
とくに「英語への恨み」ははげしいから。
英語幼稚園、英会話教室、海外語学研修…。どこまで英語のためにお金を使わせられるのか。子供も父兄も怒り心頭。
それが反米感情になるのも、十分理解できる。
私なんて日本で中学生から学校で英語の授業が始まっただけで、反米主義者になったもの。「なんで英語だけ? 中国語やヒンドゥー語ではいけないわけ?」ってね。

ただ、長くは続かないだろう。
現実が目の前に控えている。
でも、もし、このまま中高生の氾濫が続けば、それそれで頼もしいなとおもうけど。